2009年1月30日金曜日

機関リポジトリは図書館を変える!― 大岡山でリポジトリを語る

■機関リポジトリは図書館を変える!― 大岡山でリポジトリを語る
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF-Ookayama

スゴいワークショップです。日本の機関リポジトリ関係者のトップランナーが勢揃いって感じです。その中でも目玉は”鈴木@江別”さんこと鈴木敬二氏でしょうか。システム的なヒントをたくさん話してくれそうです。

2日目もこれまであまり注目されてない(だろう)リポジトリの事例紹介ですね。一橋大学の「DP/WP」って何?^^; にしても発表者が女性ばかりってどうよ?女性が元気なリポジトリですか。

行くかなー、どうしようかなー?

2009年1月29日木曜日

OPACとATM比較 その2

今回はそれぞれの認証方法についての検証です。

ATM:磁気カードあるいはICカードの顧客コードを読み取って、そりに紐付いた暗証番号と入力した4桁の数字が合致すれば本人確認OKと。暗証番号の桁数は任意が良いんだろうけど、最低4桁ってことかな。

OPAC:基本的には無認証だね。ウェブサービスだと利用者IDとパスワードってことになるんだろうけど、オープンな端末なら必要ない・・・って言うか、普通かけないでしょ。

ATMの利用がこれだけ普及してることを思えば、カードと番号入力の作業が利用前に利用者に強いれるマックスなのかな?そこを最低限にして、オープンな端末にあえて認証を求めるならこんな感じ。

利用者カードがICカードという前提で・・・ICカードをリーダーに置いたら暗証番号の入力画面が表示。認証後はいわゆるマイライブラリーが出て、お知らせ、貸出、予約状況が表示される。

ここからはAmazon的だけど、新着から、あるいはテールロング的に自分好みの図書が表示されると。もちろん書影ありね。あ、貸出や予約本も書影が表示されても良いね。

で、貸出や取り置き延長はクリックひとつでOK。

カードをリーダーから取れば、自動でログアウトと。

ATMとの比較より理想のマイライブラリーの方がネタとして展開しそうな気配?
続きはどうするかな~?

2009年1月28日水曜日

Gmail便利過ぎ!

初めて使ったメーラーがEudora。何がきっかけだったかは忘れたけど、社会人になってから10年以上使い続けたのがAL-Mail。メーラーとして不満は何もなかったんだけど、さすがに10年も使うと検索に時間がかかってね。受信メールは転送先のGmailで検索できてたから、送信メールも検索したいと思うのは当然かなと。

■AL-Mailって知ってます?(これでも大学職員のブログ -情報センター勤務中-)
http://d.hatena.ne.jp/daigaku-syokuin/20090128/p1

↑こんなニュースもあったりして・・・

でiGoogle、Googleリーダー導入に合わせてGmailに全面移行です。送信はともかく受信メールが4年分くらいあったのも良かったんだけどね。

フラッグはスターで代用できたし、振り分けはラベルとフィルタリングで問題なしと。転送もその気になればきめ細かくできるから、余計なメールが携帯に転送されなくなって、携帯の電池の持ちも良くなったような気がします。

2009年1月27日火曜日

OPACとATM比較 その1

■第4回講義 君の名は~OPAC再考(MYO-GA ACADEMY)
http://d.hatena.ne.jp/nerinuku08/20090125/1232897376

ATMとOPAC比較・・・一見突拍子も無いようだけど、どちらも利用者にとって一番最初に目に触れる・・・って意味じゃ同じか。

うーん、でもATMは専用機だからどうせ比較するならネットバンクとOPACか?まぁ、それは置いといても、何かヒントがあるかもしれないから進めてみることにしよう。

まずは正式名称をWikipediaで検索 ^^;

ATM:Automated Teller Machine:現金自動預け払い機
OPAC:Online Public Access Catalog:オンライン蔵書目録


名を体で・・・いや、体を名で現してるのはATMかなぁ。
「現金を自動で預けたり払ったりできる機械」だもんね。

OPACは「オンライン」はともかく、「蔵書」も「目録」も、ちょっと難しいな。突き詰めれば、「本を探せる機械」ってのが究極かな。専用機でなければ「機械」とは言わないから、「**システム」になっちゃうかなぁ。

長くなりそうだから、続きはまたにしよっと。

2009年1月24日土曜日

入館ゲートが!

入館ゲートを管理するアプリが起動しないとの連絡。館内ヘルプも日常茶飯事です。現場に速攻でたどり着いて、早速調査。起動!うーん、確かに起動途中でハングアップして、MSへの通知画面が出ちゃう。とりあえずOSの再起動。起動・・・変化ナシ。単純にケーブルが外れてる?うーん、特に問題ない・・・。業者からのメールを検索。特にこれといってヒントなし。ん?そう言えば、再構築のためのマニュアルを前に作ってたなぁ・・・。「ダミーで良いからプリンタが必要」だって。ビンゴです。そう言えば、一昨日にプリンタをアンインストールしてたわ。ちゃんと事情があってのことだったんだけどね。ん?ってことは、昨日もこのアプリは起動してなかったんじゃ?図書館のヒトってノンキで好きだよ~ ^^v

2009年1月20日火曜日

『参考文献の役割と書き方』

■小冊子「参考文献の役割と書き方」
http://johokanri.jp/news/?p=1219
http://www.sist-jst.jp/pdf/SIST_booklet2009.pdf

PDFでザックリと読んでたんですが、今日、職場の回覧で
手元に来たので、借りて電車でジックリと読んでみました。
寝ました・・・ ^^;

大変勉強にはなるんですが、ターゲットは誰なんだろ?
これから論文を書く若手研究者?それとも学生?

役割の筆頭に「自身の論文の新規性、独創性、信頼性の
明確化」が挙げられてるけど、「新規性」「独創性」が
参考文献を通して裏づけされるの?いまいち理解できません。

「バンクーバー方式」「ハーバード方式」勉強になりました。

「あ~、ハーバード方式ねー」なんて言えたら格好良さそう ^^v

2009年1月15日木曜日

課題はブログで

ARG岡本氏が講師の研修会でブログを発表媒体とした課題が出ています。

http://d.hatena.ne.jp/arg/20090108

ブロガーとしては、当然ながら全員のブログを拝見しております ^^v

きっと受講者の人たちは見ず知らずのブロガーたちに見られてるとは、
思ってないんでしょうね。

その研修の中で「新しいOPACの模索に関する文献リストをまとめる。」という
課題が出されているわけですが、個人的に非常に関心のあるトピックでして
大注目です。

で、受講者の方々のリストを拝見して思ったこと、と言うか要望ですが
「何のDBを使用したかを明記して」と「検索式あるいは検索方針を
明記して」です。同じような文献が何度も登場すれば、そうでないものも
あったりしてるから、図書館員と言えど、ヒトによってこれだけ検索結果が
異なるんだぞ、というケースになったかなと。

文献なのに図書を検索してるヒトがいるのは愛嬌ですね。
拙著をリストにいれてくれてるヒトもいたりして恐縮です。

ブログでの情報発信・・・こういう使い方も有効ですね。何か考えよっと。

2009年1月14日水曜日

今日のレファレンス

■報告書を作りたいんだけど、印刷会社に完全原稿のPDFで提出するように
 上司に指示されてるんだよねー。原稿はワードファイルで90ファイルある
 んだけど、全部合体させてPDFにできない?

→手持ちのAcrobatにはワードファイルを一括でPDFに変換する機能は
 ないんですよ(たぶん)。少し時間をもらえれば、ひとつひとつの
 ワードファイルの内容を確認しながらPDF化することは可能でーす。

 しばし作業・・・

 7ファイル目で特殊フォントの使用を発見、マイPCでは表示できませーん。
 ってことで、一旦依頼者に返却。

■VPNルータの調子悪くね?

→VPNルータはプロバイダからのレンタル品なのよね。営業担当に現状を説明して
 ひとまず放置プレイ。

■パソコンを起動すると意味不明なメッセージが表示されて起動ができないんだけど?

→リカバリが手っ取りはやいね。なんですが内蔵のDVDドライブが故障してる
 模様。旧機種だからUSBブートも不可か・・・。リカバリとKNOPPIXによる
 データ救出も不可 の旨伝えて完了。不完全燃焼。

■PCから出力される音量がデカいし、ボリュームつまみも効かないんですが?

→iTunesで『壊れかけのRadio』を流してみる。確かにデカい・・・。閲覧室中に
 徳永英明の美声が流れる・・・。つまみも確かに効かない。iTunesそのものの
 ボリュームとOSのボリューム調整を説明して完了。

■無線LANに接続できないだけど?

→ムム、Macintoshですか?AirMacのアイコンは表示されてるから、確かに内蔵
 ですね。SSIDは確かに表示されてますね。選択して・・・え?普通に接続
 できるんですが・・・。完了。


(以上は所要時間順)

さて、私、まがりなりにも図書館屋ですが、何係なのでしょうか?
今日はそう言えば、本業をまったくしなかったような?

2009年1月10日土曜日

環太平洋大学研究成果リポジトリ

■環太平洋大学研究成果リポジトリ
http://repository.ipu-japan.ac.jp/

試験公開されましたね。プラットフォームはE-Prints。

このリポジトリって

■DRF4
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF4
■大園 隼彦(岡山大学附属図書館)「岡山共同リポジトリ」
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=DRF4&openfile=3-2oozono.pdf

をベースにしてるんだよね?ハードは岡山大学まかせとして、
E-Printsの保守やらカスタマズはどうしてるのかな?
すでに岡山大学で導入実績があって、マニュアルなんかが
充実してるにしても、それなりにハードルは高いだろうにな。
まさか全面的に岡山大学バックアップ?うーん。

正直E-Printsって見るの初めてだったりします。シンプルで
良いね。RSSも実装してるし、紀要ページもあるし、最近の
トレンドは網羅してる感じ。

環太平洋大学って、これまた初めて聞きましたが、いわゆる
体育大学でしょうか。2007年創設だそうですが、リポジトリを
始めるとはなかなかアグレッシブで良いです。

岡山大学、広島大学のようなホスト側でなく、ゲスト側リポジトリの
事例報告も聞いてみたいな。

2009年1月9日金曜日

リンク感謝!

■図書館雑記&日記兼用
http://blog.livedoor.jp/lib110ka/

でおなじみの

■図書館系ブログ
http://popup6.tok2.com/home2/lib110ka/link/link_blog.html

にリンクしていただけました。感謝です。

実はずいぶん昔にも別ブログでリンクしてもらったことが
あるんだけど、内容が全然図書館でなくなっちゃってね。

今度は一貫して図書館ネタでいきますので何卒よろしくです。

2009年1月6日火曜日

HUSCAPでこち亀

HUSCAPにこんな論文が登録されました。

■マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に描かれる旅行動向に関する考察(その1) : 研究手法確立に向けた予備調査
http://hdl.handle.net/2115/35145

個人的に非常に惹かれるタイトルだったため、思わずダウンロードです。
内容についても言及したいところですが、このブログの主旨と異なるので
ひとまず置いといて。

研究者でない一般人の自分がタイムリーかつオープンにこの論文に
辿り着いたのって、まさにRSSとリポジトリの真骨頂って言えるん
じゃないのかな?

北大の超マイナーな紀要に掲載された論文だからね。それと著者への
リスペクトを込めてリポジトリにトラックバックできても面白いかなと。

こち亀のフォーラムとかがあれば、紹介して話題になれば、この論文の
著者にとっても秋本治にとってもウェルカムだろうし。リポジトリが
そういったコミュニティのプラットフォームになっても面白い。

貯蔵庫としての役割はもちろん大切だけど、そこからもう一歩踏み出せると
社会へのアピールになると思うんだけどね。

「その2」も期待してます。

2009年1月5日月曜日

リポジトリでRSS

以前にARGでリポジトリのRSS配信に関する記事がありました。

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080325/1206374304

■RSS実装率 13/76 13%(当時)

岡山大学 - ePrints@OUDIR
慶應義塾大学 - KeiO Academic Resource Archive(KOARA)
早稲田大学 - 早稲田大学リポジトリ(DSpace@Waseda University)
一橋大学 - 一橋大学機関リポジトリ(HERMES-IR)
京都大学 - 京都大学学術情報リポジトリ(紅)
東京歯科大学図書館 - 東京歯科大学学術機関リポジトリ(IRUCAA@TDC)
静岡大学 - 静岡大学学術リポジトリ
九州工業大学 - 九州工業大学学術機関リポジトリ(Kyutacar)
北海道大学 - 北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)
浜松医科大学 - 浜松医科大学学術機関リポジトリ(HamaMed-Repository)
名古屋大学 - NAGOYA Repository
小樽商科大学 - 小樽商科大学学術成果コレクション(Barrel)
お茶の水女子大学 - お茶の水女子大学教育・研究成果コレクション(TeaPot)

Googleリーダーをヘヴィに使うようになったことと、他大学の
リポジトリ登録状況をリアルタイムに把握できるように(何のために?
ということはさておき)新たにRSS配信を実装した機関がないかを
調査しました。

下記11大学が新たに実装されたようです。(管理人調べ)

大分大学 - 大分大学学術情報リポジトリ(OUR)
http://ir.lib.oita-u.ac.jp/dspace/

金沢大学 - 金沢大学学術情報リポジトリ(KURA)
http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/

明治大学 - 明治大学学術成果リポジトリ(Meiji Repository)
https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/

室蘭工業大学 - 室蘭工業大学学術資源アーカイブ
http://ir.lib.muroran-it.ac.jp/dspace/

奈良先端科学技術大学院大学 - 奈良先端科学技術大学院大学学術リポジトリ(naistar)
http://library.naist.jp/dspace/

長崎大学 - 長崎大学 学術研究成果リポジトリ(NAOSITE)
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/

筑波大学 - つくばリポジトリ(Tulips-R)
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/portal/tulips-r.php

千葉大学 - 千葉大学学術成果リポジトリ(CURATOR)
http://mitizane.ll.chiba-u.jp/curator/

大阪大学 - 大阪大学学術情報庫(OUKA)
http://ir.library.osaka-u.ac.jp/portal/

広島大学 - 広島大学学術情報リポジトリ(HIR)
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/portal/

九州大学 - 九州大学学術情報リポジトリ(QIR)
https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/

■RSS実装率 24/84 28%

新規実装組でページとして充実してるのは九州大学。

ちゃんとした書誌っぽく表示される静岡大学が、
全実装大学の中でも好みです。カスタマイズかな?
設定変更で何とかなるかな?

で、RSSを受信しての感想。どうにも、どこも紀要や学位論文が
多い。それはそれで大切なコンテンツだけど、やっぱ本筋は
学術雑誌の登録でしょ。

そんな中、CURATOR登録のこれ↓スゴいです。

http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00047463

これぞ、リポジトリの醍醐味?

2009年1月4日日曜日

Googleと図書館

Googleって図書館にとっては厄介な存在、みたいな論考が
結構あったりします。でも、そのメリット・デメリットを
正確に伝えていくことも大事かなと。

Googleは図書館を意識しているのは明白で「Google検索」は
もちろん「Googleブック検索」「Google Scholar」なんかは
その最たる例。

他にも図書館がウェブを公開するのに有用なツールと言えば、
「Googleマップ」「Googleカレンダー」「Picasaウェブアルバム」
「YouTube」「Blogger」あたりでしょうか。他にも使ったことはないけど、
「Googleサイト」。イマイチ有用に使えなかった「Google Base」。

コミュニケーションツールとしての「Gmail」「Googleグループ」
「Googleドキュメント」「Googleリーダー」なんかも使えるね。

Googleばかりにこだわる必要は無いけど、これだけ揃うと
Googleが図書館に与える影響力は甚大かと。

これからのGoogleの取り組みはもちろん、それに対する図書館の
反応も楽しみです。因みに個人的にはGoogle万歳!(笑

2009年1月2日金曜日

定期ハーベストのお知らせ

今月も無事にNIIからハーベストのお知らせメールがきました。
件数はともかくエラーがないとホッとするね。

11月頃にdoiの入力フォーマットが間違っているとのことで
連絡があってクロスウォークの設定変更をしたんです。

で、12月中旬ころをメドにデータの整理が行われた
はずなんだけど、いまだにdoiのリンクとIRのリンクが
消えたままになってるんだよなー。

全体から見ればデータ数そのものはどってことないけど、
どうにも気持ち悪くてね。そんなことを気にしてるのは自分
以外はいませんが ^^;

2009年1月1日木曜日

Amazon連携

Amazon連携がここのところホットのようです。

■日進市立図書館が「Amazonで買う」「Amazonで書評を見る」ボタンを設置している

ただですね、リコーのLIMEDIOでは既に実装済みだったりします。

■図書館蔵書検索(OPAC)の新機能について

さらにはこんなAmazon的な機能も

■OPACの新機能  ~ その2 ~

公共でAmazon連携するのがスゴい?パッケージで実装しちゃう方が
スゴくない?

因みに我が社採用のiLiswaveではそんな気配は微塵もナシ。
Limedioの方が良かったかなぁ?

いっそのことAmazonが図書館システムのパッケージを提供しちゃえば
良いのにね。書誌はAmazonをそっくり流用。所蔵はAmazonの
カスタマイズで。アフェリエイトやら発注はAmazonと契約して、
安価にシステムを提供してくれれば、図書館との共存も
あり得るかなと。実現は難しいかな?