『ライブラリアンのためのWeb of Scienceアップデート』に行ってきました。
主催はトムソン・ロイター。Williams F1のスポンサーです。ってのはどうでも良いか ^^; オフィスは赤坂のタワービルの最上階ですか。都会です。
わが社はWOSを導入してないので、聞く話しの中心はJCR。特に新指標の5年IFとアイゲンファクターに注目でした。
以前にかたつむりさんの記事を読んで、なんとなく情報としては頭の片隅にあったし、この論文『学術情報をめぐる新たな評価指標』もそこそこじっくりと読んだはずだったんですが、結局、「ホー、ホー」って感じで、初めて聞くような感じでした。かたつむりさんも来てましたね。懇親会で挨拶させられてるし ^^
・数学などの分野は引用される期間が長いため、5年IFの方が数値が高くなる可能性が高い
・影響力のある(IFが高い?)雑誌に引用される雑誌は重要というコンセプトのEigenfactor
・EigenfactorもIF同様、分野を超えた数値の比較は無意味
印象的だったのはそんなところでしょうか。結局のところIFは雑誌を評価するひとつの指標に過ぎずに、物事、多面的な評価が必要ってことですね。
直接のライバル(と当人達は言いませんが)のScopusとの比較も興味深かったです。「出版社に中立なコレクション・デベロップメント」とは言うものの、JISCによる比較(下図)によると9000誌が重複タイトルなんですね。
Scopusにエルゼビアのタイトルが多いのは当然だと思えるか、そうでないかってことですか。
1900年からの引用情報が得られる、ってのも弱小大学ではそこまで古いデータを買えるとも思えないしねー。とは言え、質が高いデータベースということは、言わずもがなで理解できます。
ひとまずResearcherIDとEndNote Webも試してみます。時間があったら・・・ :p