2012年9月1日土曜日

「学術情報の国際発信・流通力強化に向けた基盤整備の充実について」を読んで

■学術情報の国際発信・流通力強化に向けた基盤整備の充実について【概要】
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/attach/1323861.htm

気づけば、公表されてから1か月以上が過ぎてますね・・・。課題のあたりだけでも認識しておく必要あり、かな。

ということで、例によって自分用にメモメモ。


日本発の国際的に有力なジャーナルの育成に関しては、ジャーナル刊行を支援している科学研究費補助金において、これまで紙媒体の発行経費に限定している助成対象について、国際情報発信力の強化を支援する方向で改善すべき。

→『PeerJ』『eLife』の事例もあることだし、いっそのこと科研費でOAメガジャーナル作っちゃえば?国策として、「科研費もらって実施した研究はこのジャーナルに投稿しなさい」とかにすれば、バンバン論文集まってくるよー。

研究成果のオープンアクセス化に関しては、積極的に取り組むべきであり、オープンアクセスジャーナルの育成とともに、各大学等が整備を進めている機関リポジトリの活用も有益である。

→まぁ、これまで言われてきたことの繰り返しってことだね。GoldがダメならGreenで、ってことでしょ?OAの最終的な受け皿が機関リポジトリってことになるのかなー。

各大学等における教育研究成果を収集・流通させる機関リポジトリについて、整備を加速させるためには、大学等が教育研究活動をアピールするに当たり、機関リポジトリの整備・充実は重要であるとの認識を一層普及させることが必要である。

→「教育研究成果」、「教育研究活動」ね。教科書的な、OCW的な方向に転換してくのかなー。確かに、わが社でも、唯一登録してる教科書が毎月ダウンロード数上位に来てるもんなー。

学術情報基盤の強化に当たっては、助成事業を行う日本学術振興会(JSPS)のほか 、科学技術振興機構(JST)、国立情報学研究所(NII)、国立国会図書館(NDL)による支援のための環境整備が重要であり、その際、各機関における連携及び役割分担が必要。

なんだか、どの組織も存在が遠くて実態がよく見えないけど、そうなんだろうね。



てな感じですね。数年後に見返すと、また感想も変わってくるかな。