2012年9月27日木曜日

APCヤダ?

■米国歴史学協会、著者支払いモデルによる学術雑誌のオープンアクセス化を憂慮する声明を発表http://current.ndl.go.jp/node/21903

「資金の潤沢にある大学あるいは研究者と資金の乏しい若手研究者や研究機関との間に不公平をもたらすのではないか」だって。

でも、それって、もともと購読の側面としては今までも存在した不公平でしょ?その不公平が図書館という自分とは少しかけ離れた所で発生してたのが、自分自身に降りかかってきてアセってるってこと?

図書館が雑誌を買えなくて、ILLで研究費を取られるよりも、APCで研究費を取られる方がインパクトがあるってことかなー?

情報入手よりも、情報発信の方が大事!っていうことかもしれないけどね。

じゃぁ、やっぱりOAなんじゃーん、という理解もできるか・・・。


2012年9月19日水曜日

2013年の学術誌価格

なんだか最近、学術情報流通にハマって来てるかも・・・。購読契約もやってみたいなー。

■EBSCO、2013年の学術誌価格を予測
http://johokanri.jp/stiupdates/education/2012/09/007710.html


1. 図書館予算の切迫が続く
→まぁ、そりゃそうだ。

2. 大手出版社はBig Dealを強引に進める
→強引かどうかは知らないけど、そうなんだろうね。

3. パッケージのキャンセルが穏やかに加速する
→「穏やかに加速」って?(笑 予算に連動した話だね。

動向としては、オープンアクセス(OA)化が本格化する
→フムフム、どう本格化するかってところも気になりますが?是非、ゴールドで!

さらにさらに


1. 購読コンテンツの削減が続く
→サブスクリプションモデルの崩壊?みんなで買うの止めちゃえば良いんだよね?

2. コンテンツは利用分析で評価する
→あ、『eLife』でやるって言ってた!IFでなく、論文単位での評価だよね?

3. リースなど別のコンテンツ購読方法を試行する
→あー、リースねー。って、全然ピンと来ないけど? ^^;

つまりー、予算は減って、みんな雑誌購読ができなくなって、OAが普及して、APCモデルになって、図書館から雑誌担当がいらなくなる、ってこと?

あ、発想が雑かつ乱暴すぎてスミマセン。

2012年9月7日金曜日

学生の「科学への知識や興味」

昨日は7月に続いて、2回目の学生への講義。

内容はガッツリと「学術情報」。

1年生相手に「そこまでやる?」と思われるくらいのハイレベルな内容にしてみました ^^v

でも、授業を聴講してくれた、本務教員には「これくらい最先端な情報を1年生に見せることこそ、意義深いよ」とコメントしてくれて、一安心。


■「科学への知識や興味」の結果は? - 慶応大が学生にアンケートを実施
http://news.mynavi.jp/news/2012/09/06/066/index.html


こういう調査が講義のネタになったりするんだよね。

情報を得る手段がインターネットよりもテレビの方が多いことが少し意外だったりして。

2012年9月3日月曜日

Mendeley自体をよく分かってないんですが・・・

■日本を含めた5か国の7つの研究機関がMendeley機関版のファーストユーザに
http://current.ndl.go.jp/node/21547

Mendeley、要するにクラウド的、SNS的な要素を持つ文献管理ソフト?って理解で合ってる?

農林水産研究情報総合センター、良いなー。日本初!!

やっぱ、こういうことにアンテナ張ってないと、美味しい思いは出来ないなー。てか、きっと契約とかでも苦労があったうえでのファーストユーザなんだろうけどさ。

仕事にノリが欲しいところ・・・。

2012年9月1日土曜日

「学術情報の国際発信・流通力強化に向けた基盤整備の充実について」を読んで

■学術情報の国際発信・流通力強化に向けた基盤整備の充実について【概要】
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/attach/1323861.htm

気づけば、公表されてから1か月以上が過ぎてますね・・・。課題のあたりだけでも認識しておく必要あり、かな。

ということで、例によって自分用にメモメモ。


日本発の国際的に有力なジャーナルの育成に関しては、ジャーナル刊行を支援している科学研究費補助金において、これまで紙媒体の発行経費に限定している助成対象について、国際情報発信力の強化を支援する方向で改善すべき。

→『PeerJ』『eLife』の事例もあることだし、いっそのこと科研費でOAメガジャーナル作っちゃえば?国策として、「科研費もらって実施した研究はこのジャーナルに投稿しなさい」とかにすれば、バンバン論文集まってくるよー。

研究成果のオープンアクセス化に関しては、積極的に取り組むべきであり、オープンアクセスジャーナルの育成とともに、各大学等が整備を進めている機関リポジトリの活用も有益である。

→まぁ、これまで言われてきたことの繰り返しってことだね。GoldがダメならGreenで、ってことでしょ?OAの最終的な受け皿が機関リポジトリってことになるのかなー。

各大学等における教育研究成果を収集・流通させる機関リポジトリについて、整備を加速させるためには、大学等が教育研究活動をアピールするに当たり、機関リポジトリの整備・充実は重要であるとの認識を一層普及させることが必要である。

→「教育研究成果」、「教育研究活動」ね。教科書的な、OCW的な方向に転換してくのかなー。確かに、わが社でも、唯一登録してる教科書が毎月ダウンロード数上位に来てるもんなー。

学術情報基盤の強化に当たっては、助成事業を行う日本学術振興会(JSPS)のほか 、科学技術振興機構(JST)、国立情報学研究所(NII)、国立国会図書館(NDL)による支援のための環境整備が重要であり、その際、各機関における連携及び役割分担が必要。

なんだか、どの組織も存在が遠くて実態がよく見えないけど、そうなんだろうね。



てな感じですね。数年後に見返すと、また感想も変わってくるかな。