先週末にインディでダン・ウェルドンが事故死したと思ったら、今週末はモトGPでマルコ・シモンチェリが事故死です。どちらも日本人が事故に関わっていないのが不幸中の幸い、って言っちゃうのもドメスティックな感じですが・・・。
インディは、あの350km/h超えのスピードでタイヤとタイヤが当たれば、大クラッシュになるのも当たり前だよなー、と今更ながら理解できます。F1ドライバーからの批判も多いしね。
とは言え、F1でアイルトン・セナが事故死して以来、自動車レースは安全対策に本腰を入れてるわけで、車体そのものの安全性に加えて、HANSなどのドライバー自身を守る装備も充実してきてるんです。それでも、2年前のフェリペ・マッサのような事故もあるわけで、FIAがオープンホイール向けのキャノピーを検討してるのもその一環だよね。
一方で、モトGP、って言うか、バイクレース全般だけど、目に見えた安全性って向上してるように見えないんだよね。ヘルメットやツナギは安全性の向上ってしてるんだろうけど、劇的な向上ってのはないでしょ。むかーしに、転んだらエアバッグみたいのが出て、体を守る、ってのを見たことあるけど、実戦投入はされてないしね。
野球やサッカーでケガをすることがあっても、死につながる事故って皆無だろうし、モータースポーツが死と隣り合わせのものだってことを覚えておかないとな。
ダン、マルコ、RIP